(2026.1.5)![]()
あけましておめでとうございます。
平素より山口大学 大学研究推進機構 総合科学実験センター 遺伝子実験施設をご利用いただき、誠にありがとうございます。
昨年は、組織再編に関わる事業が採択され、本施設も本年度より新たな体制のもとで運営を行っております。これにより、受託解析を中心とした研究支援機能を一層強化し、試料受付から解析、データ返却までを施設側で一貫して対応できる体制を整備しています。
昨年度より本格的に開始した固定組織を用いたシングルセル解析および空間トランスクリプトーム解析については、学内外からのご相談・ご依頼が増加しています。固定組織・ブロック試料に対応することで、病理情報と遺伝子発現情報を統合した解析が可能となり、これまで解析が難しかった研究テーマにも対応できるようになりました。
これらの解析は、以下のような分野で幅広く活用されています。
-
医学分野
腫瘍組織(例:肝癌)における細胞集団の不均一性解析や、循環器・内分泌・神経・皮膚疾患などに関わる遺伝子解析に利用されています。 -
農学・畜産分野
次世代シーケンサーを用いた家畜・家禽の網羅的遺伝子解析や、形質差に関与する遺伝子発現解析、受精卵評価などに活用されています。 -
環境DNA分野
河川水などから抽出した環境DNAを用い、魚類分布や生態系の把握、環境モニタリングへの応用が進められています。 -
感染症分野
病原体のPCR検査支援や、全ゲノム解析による感染動態の把握・感染制御に関する解析支援を行っています。
本施設では、解析手法の選定から試料条件の確認、解析フローの構築、データ返却および結果解釈まで、研究目的に応じた支援を行っています。解析経験の有無を問わず、安心してご利用いただける環境づくりを今後も進めてまいります。
本年も、皆さまの研究・教育活動の発展に貢献できる施設であり続けられるよう、職員一同、連携してサポートしてまいります。
今後とも遺伝子実験施設をよろしくお願い申し上げます。 令和8年1月
山口大学 大学研究推進機構
総合科学実験センター
遺伝子実験施設長・教授(医学博士)
水上 洋一